私たちの暮らす現代社会は、様々な資源を消費しながら成り立っています。具体的な例を挙げると、主婦の最も身近な工業製品である「各種キッチン用品」も、金属部分・プラスチック部分などに分かれ、それぞれの部分に該当する「資源」を加工して作られており、私たちの生活を支える意味合いにおいて、「資源消費」は切り離して考えることは難しいことが分かります。

しかし、だからと言って消費する一方では、地球上に存在する限りある資源はあっという間に枯渇してしまいます。そこで必要となるのは、「一度使った資源を再度利用する」方法、つまり「リサイクル」です。この方法であれば、資源消費を可能な限り減らすことが可能で、引いては地球環境の保全にもつながります。
実際、日本における工業製品の代表格「自動車」も、近年ではこのリサイクルを念頭に作られています。
(参考:彼氏は車の解体のしごとをしているのでいい腕(筋肉)してます

enjin

 

私の5歳年下で、今年運転免許を取った妹が、つい昨日車を購入してきました。その際彼女は、「自動車って作る時点でリサイクルすることを考えてるんだって!」と、新しく得た知識を嬉しそうに私に伝えてきたのです。
こう書くと、私の妹が世間知らずに見えてしまいますが、実のところ「自動車がリサイクルを念頭に作られている」ということは、世間的にあまり認知度は高くありません。これは各自動車メーカーがリサイクルを前提とした設計をしながら、それでいて車の品質は落とさないように努力した結果であり、「世界最高品質」と言われる日本の自動車の非常に優れた部分でしょう。

現代の社会は、この例に見られるように「それとは知らず、リサイクル出来るように作られている製品」がどんどん増えてきているのです。