自動車は毎年多くの台数が生産、出荷されているものですが、それと同時に多くの自動車が毎年廃車になっています。その廃車された車はどうなっているのかというと、どうしても再生ができない素材については埋め立て処理が行われていますが、その他の自動車に使われている素材についてはそのほとんどがリサイクル処理をされています。さて、この自動車リサイクルについてですが、こと日本においてはかなり進んでいる国であると思います。それも、「自動車リサイクル先進国」と言っても過言ではないでしょう。

なぜ私がそう思うのかと言うと、他の国に比べて法的な施策、そして技術的な面から見ても日本は一歩進んでいるからです。法制度としては自動車リサイクル法という法律が整備されており、その方針に基づいて自動車はリサイクルがなされていきますし、技術面としてもその法制度によって多くのリサイクル業者が、効率が良く環境にやさしいリサイクル方法を常に研究してきました。

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それゆえに、日本のリサイクル技術は限りなく環境にやさしくなおかつ資源を有効に再利用できるものとなりました。

そのような自動車リサイクルが進む背景としては、日本は様々な資源が乏しい国であったことが考えられます。広大な領土を持つ国にくらべて日本はちっぽけな島国ですから、資源を枯渇させずそして再び利用する技術がどうしても必要だったのです。

また、自動車リサイクルについては関係法や技術だけではなく、その自動車リサイクルについての情報を管理する施設や電子化による高速な情報伝達システムの整備も充実しています。これらのことが、私が日本を自動車リサイクル先進国であると思う理由なのです。

kurumatachi